ピラティスを始めようと考えている方にとって、最初の悩みとなるのが「パーソナルレッスン」と「グループレッスン」の選択です。
それぞれに特徴があり、どちらが自分に合っているのか迷われる方も多いのではないでしょうか。
今回の記事では、「パーソナルレッスン」と「グループレッスン」それぞれのメリットデメリットを解説していきます。
- ピラティスの「パーソナルレッスン」と「グループレッスン」の違い
- ピラティススタジオの選び方

記事監修者
パーソナルトレーナー 首藤 陸
2023年3月パーソナルジムWINMEをオープン。年間1,000セッション以上を行った経験からピラティスの記事を監修。「ピラティススタジオの失敗しない基礎知識」を発信していきます。
ピラティスとは?

ピラティスは、1900年代初頭にジョセフ・ピラティスによって考案された体幹トレーニングです。
コントロロジー(身体と精神のコントロール)という考え方を基本に、呼吸法を重視しながら全身の筋肉をバランスよく鍛えていきます。
ピラティスで得られる効果
- 肩こり腰痛の改善
- 柔軟性の改善
- 姿勢改善
- ダイエット
インナーのトレーニングやストレッチなどを1回のエクササイズで行うことができるため、上記のような効果が期待できます。
ピラティスのパーソナルとグループそれぞれのレッスンの違い

ピラティスのパーソナルレッスンとグループレッスンの違いを知ることは、どちらが自身のニーズに合っているかを判断する第一歩です。
パーソナルレッスン:個別指導で、指導内容がその人に特化
グループレッスン:複数人で一緒に行うため、料金も比較的リーズナブル
それぞれの違いを詳しく見ていきましょう。
料金システム
パーソナルレッスン:1回あたり8,000円~15,000円程度
グループレッスン:1回2,000円~5,000円程度
グループレッスンは、比較的リーズナブルな価格設定となっています。
パーソナルレッスンは高額に感じるかもしれませんが、それだけの価値を感じる方が多いです。
レッスン時間と指導方法
パーソナルレッスンは通常50分~60分で、マンツーマンでの丁寧な指導が特徴です。
インストラクターが常に側についているため、一つ一つの動作を細かくチェックし、即座に修正することができます。
一方、グループレッスンは30分~60分程度で、インストラクター1人に対して5~15人程度の生徒が参加します。
ただし、クラスのレベルや目的別にプログラムが分かれていることが多く、自分に合ったクラスを選択することが可能です。
ピラティスのパーソナルレッスンのメリット・デメリット

メリット:完全個別指導,身体の悩みを改善
デメリット:1回あたりの単価が高い
これらのメリット・デメリットを解説していきます。
パーソナルレッスンのメリット
パーソナルレッスンの最大の特徴は、完全個別指導という点です。
インストラクターがマンツーマンで指導するため、一人一人の体の状態や目的に合わせた細かな指導を受けることができます。
例えば、普段のデスクワークで肩こりに悩んでいる方には、上半身の筋肉の緊張をほぐすエクササイズを重点的に行うなど、カスタマイズされたプログラムを提供できます。
また、自分のペースでレッスンを進められることも大きなメリットです。
グループレッスンでは周りの進度を気にする必要がありますが、パーソナルレッスンではその心配がありません。
産後の方や怪我のリハビリ中の方など、特別なケアが必要な場合でも、安全に配慮した適切な指導を受けることができます。
パーソナルレッスンのデメリット
一方で、パーソナルレッスンの最も大きな課題となるのが費用面です。
前述の通り、1回あたり8,000円~15,000円程度と、グループレッスンと比べると高額になります。
継続的なトレーニングを考えると、予算面での負担は無視できません。
費用面を抑えたい場合は、頻度を少なくして通うことがおすすめです。
ピラティスのグループレッスンのメリット・デメリット

メリット:金額が安い
デメリット:偏ったレッスンになりやすい
これらについて詳しく解説していきます。
グループレッスンのメリット
グループレッスンの最大のメリットは、リーズナブルな料金設定です。
1回あたり2,000円~5,000円程度で受講できるため、継続的なトレーニングを考えている方にとって、経済的な負担が比較的軽くなります。
また、仲間と一緒にレッスンを受けることで、楽しみながらトレーニングができる点も魅力です。
グループレッスンのデメリット
グループレッスンの主なデメリットは、個別の指導が限られるという点です。
インストラクター1人に対して複数の生徒がいるため、一人一人に細かな指導を行うことは難しくなります。
特に初心者の方は、正しいフォームを習得するまでに時間がかかる可能性が高いです。
また、レッスン内容やペースが自分のレベルに合わない可能性もあります。
どんな人にパーソナルレッスンが向いているか?

パーソナルレッスンは以下のような方におすすめです。
1.基礎からじっくり学びたい方
2.特定の目標や体の悩みがある方におすすめ
これらについて詳しく解説していきます。
基礎からじっくり学びたい方
ピラティスを始めたばかりの方には、パーソナルレッスンが最適です。
パーソナルレッスンでは、正しい姿勢や基本的な動作を丁寧に習得でき、初心者にありがちなフォームの崩れや誤った動きを防げます。
ピラティスには呼吸や体幹を意識した複雑な動きが多いため、初めは戸惑いがちです。
例えば、呼吸と動作を合わせる方法や、深層筋の使い方など、一人では習得しづらいポイントもマンツーマンの指導でしっかり学ぶことができます。
特定の目標や体の悩みがある方におすすめ
パーソナルレッスンは、特定の目標や体に関する悩みがある方にぴったりです。
- 慢性的な腰痛や肩こりの緩和を目指す方
- 産後の体のケアを考えている方
- スポーツパフォーマンスを向上させたい方
- 姿勢改善に重点を置いたトレーニングを希望する方
インストラクターは個々のニーズに応じてトレーニングプランを構築し、体に負担のかからない安全で効果的な方法を提案してくれるため、確かな結果が期待できます。
どんな人にグループレッスンが向いているか?

ピラティスのグループレッスンが向いている方は、以下の通りです。
1.ピラティス経験者や基礎が身についている方
2.定期的な運動習慣をつけたい方
これらについて詳しく解説していきます。
ピラティス経験者や基礎が身についている方
基本的なピラティスの動きを理解している方には、グループレッスンがおすすめです。
基礎がしっかりと身についていれば、インストラクターが複数人を指導する環境でも効果的にレッスンを受けられます。
また、異なるインストラクターの指導に触れることで新しい動きやアプローチを学ぶこともできます。
定期的な運動習慣をつけたい方
グループレッスンは、定期的にピラティスを続けたい方にも向いています。
- 他の参加者との交流により、楽しみながらモチベーションを維持できる
- パーソナルよりもリーズナブルな料金で、長期的に継続しやすい
グループでのレッスンに参加することで、ピラティスを日常的な健康維持の手段として習慣化することが可能です。
ピラティススタジオ選びのポイント

ピラティススタジオを選ぶ際は、以下のようなポイントをチェックしておきましょう。
1.目的や予算を明確にすることが重要
2.スケジュールやアクセスの利便性
3.口コミ
これらについて詳しく解説していきます。
目的や予算を明確にすることが重要
スタジオやレッスンの種類を選ぶ際は、まず自分の目的や予算を明確にすることが大切です。
具体的には以下のポイントを考慮しましょう。
- 目指す目的(姿勢の改善、ダイエット、リハビリなど)
- どのくらいのペースで通いたいか
- 月にどのくらいの予算をかけられるか
- 継続期間の見込み
目的や予算を明確にすることで、自分に合ったスタジオをスムーズに見つけられます。
具体的な目的や目標がある場合は、パーソナルスタジオに通い、効率的に目標達成を目指すことがおすすめです。。
スケジュールやアクセスの利便性
実際に無理なく通えるかどうかも、スタジオ選びで大切なポイントです。
以下のような項目を確認しておくと良いでしょう。
- スタジオまでのアクセスの良さ
- 自分の生活リズムに合ったレッスン時間の選択肢
- 予約が取りやすいかどうか、システムの利便性
体験の際にこれらを確認することで、継続的に通いやすい環境を整えられ、ピラティスを習慣にしやすくなります。
口コミ
Googleの口コミを確認することで、ピラティススタジオの特徴を知ることができます。
良い口コミを見るだけでなく、悪い口コミにも目を通すことで自分とスタジオの相性を知ることが可能です。
- スタッフの対応
- 予約の取りやすさ
- レッスン内容
これらの口コミを重点的にチェックしておきましょう。
まとめ
ピラティスのパーソナルレッスンとグループレッスンには、それぞれ異なる魅力があります。
パーソナルは特別なサポートを得られる反面、費用がかかることがデメリットですが、短期間で結果を求める方や悩みのある方におすすめです。
グループは手軽に参加しやすく、他の人と一緒に取り組むことでモチベーションも維持しやすいというメリットがあります。
どちらが自分に合っているかを判断するために、体験レッスンを活用し、自分の目標や状況に合わせたレッスンを見つけましょう。

記事監修者
パーソナルトレーナー 首藤 陸
2023年3月パーソナルジムWINMEをオープン。年間1,000セッション以上を行った経験からピラティスの記事を監修。「ピラティススタジオの失敗しない基礎知識」を発信していきます。
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