ピラティスインストラクターとして活躍したいと考える方も増えていますが、
「本当に生活していけるの?」「収入は安定するの?」
という不安の声も多く聞かれます。
今回の記事では、ピラティスインストラクターの収入事情や、収入アップのための具体的な方策について詳しく解説していきます。
- ピラティスインストラクターは儲からないのか?
- ピラティスインストラクターの給料相場
- 収入を上げるための具体的な方法

記事監修者
パーソナルトレーナー 首藤 陸
2023年3月パーソナルジムWINMEをオープン。年間1,000セッション以上を行った経験からピラティスの記事を監修。「ピラティススタジオの失敗しない基礎知識」を発信していきます。
ピラティスインストラクターは儲からない?

ピラティスインストラクターの収入は、勤務形態や経験年数、スキルによって大きく異なります。
一般的な月収は、未経験者の場合15万円程度からスタートすることが多く、「儲からない」というイメージを持たれがちです。
しかし、これは決して固定された金額ではありません。
経験を積み、指導スキルを向上させることで、収入を上げることは十分可能です。
特に、大手フィットネスクラブやピラティススタジオでの経験を活かし、プライベートレッスンや独立開業へステップアップすることで、収入は大きく変わってきます。
副業としては高収入
副業としてピラティスインストラクターを始める場合、時給換算で2,000円から5,000円程度が一般的です。
これは一般的なアルバイトと比較すると、かなり高い時給と言えます。
週末だけでも月に5万円から10万円の副収入を得ることが可能で、本業の収入を補完する役割として魅力的です。
また、副業として始めることで、リスクを抑えながらスキルアップや経験を積むことができ、将来的な独立や転職の足がかりとすることもできます。
特に、昼間の時間帯に本業がある場合、夜間や週末のクラスを担当することで、効率的に収入を得ることができます。
ピラティスインストラクターの給料相場

正社員:月収15-20万円程度
フリーランス・副業:1レッスン(60分)あたり2,000円から5,000円程度
ピラティスインストラクターの給料相場は、上記の通りです。
正社員の場合
正社員として働くピラティスインストラクターの月給は、経験や勤務先によって大きく異なります。
未経験者の場合、基本給は15万円から20万円程度からスタートすることが多く、経験を積むことで25万円から35万円程度まで上昇します。
大手フィットネスクラブやピラティス専門スタジオでは、基本給に加えて、レッスン数に応じた手当やインセンティブが付くケースも多いです。
また、社会保険完備や有給休暇など、福利厚生も充実している傾向にあります。
ただし、早朝や夜間、週末のシフト勤務が必要となることも多く、労働時間や休日の取得については事前に確認が必要です。
フリーランス・副業の場合
フリーランスや副業としてピラティスインストラクターを行う場合、収入は完全に実績ベースとなります。
1レッスン(60分)あたり2,000円から5,000円程度が相場です。
月間のレッスン数や、契約しているスタジオの数によって、月収は大きく変動します。
積極的にレッスンを受け持つインストラクターの場合、月収30万円以上を稼ぐことも可能です。
ただし、収入の安定性や社会保険の面では課題があり、自己管理が重要となります。
ピラティスインストラクターが収入を上げる秘訣

1.業務委託契約をする
2.リピート率を増やす
3.副業から独立を目指す
ピラティスインストラクターが収入を増やすためには、上記の方法を実践しましょう。
業務委託契約をする
業務委託契約は、複数のスタジオと契約を結ぶことができ、完全歩合制で収入を上げる事が可能です。
この形態では、レッスン単価も比較的高く設定されることが多く、自分の都合に合わせてスケジュールを組むことができます。
ただし、契約先との良好な関係維持が重要で、レッスンの質の維持や時間管理の徹底が求められます。
また、確定申告など、事務的な作業も必要となりますが、これらのスキルを身につけることで、将来的な独立開業にも役立ちます。
リピート率を増やす
生徒のリピート率を高めることは、安定した収入を確保する上で非常に重要です。
そのためには、技術面だけでなく、コミュニケーション能力を上げることも必要になります。
生徒一人一人の目標を把握し、適切なプログラムを提供することで、信頼関係を築くことができます。
リピート率が上がることで、自然とお客様の数も増え、収入を上げる事が可能です。
副業から独立を目指す
副業として始めたピラティスインストラクターから、独立開業へステップアップすることで、より高い収入を目指すことができます。
独立に向けては、まず確実な技術と指導力を身につけ、固定客を確保することが重要です。
また、経営知識やマーケティングスキルの習得も必要です。
開業資金の準備や、物件の選定、集客方法の検討など、計画的に準備を進めることが成功への鍵となります。
特に、独自の特徴や強みを持ったスタジオ作りを心がけることで、競合との差別化を図ることができます。
ピラティスインストラクターになる方法

ピラティスインストラクターになるためには、資格を取る場合と取らない場合があります。
資格を取る場合:資格の取得を最優先
資格を取らない場合:ピラティススタジオで雇用してもらい、研修を受ける
これらの特徴やメリットデメリットを解説していきます。
資格の取得
ピラティスインストラクターになるためには、資格取得が重要なステップとなります。
日本には様々な認定団体があり、PMA(Pilates Method Alliance)やBASI Pilates、PHI Pilatesなどが代表的です。
資格取得にかかる費用は、基礎コースで30万円から80万円程度、取得期間は6ヶ月から1年程度が一般的になります。
資格によって学習内容や認知度が異なるため、将来の働き方を考慮して選択することが重要です。
また、解剖学や運動生理学などの基礎知識も必要となるため、計画的な学習が求められます。
雇用されて研修を受ける
大手フィットネスクラブやピラティススタジオに雇用される形で、実践的な研修を受けることも可能です。
この場合、給与を得ながら技術を学ぶことができ、実際の指導現場での経験を積むことができます。
研修期間は通常1ヶ月から2ヶ月程度で、この間にグループレッスンやプライベートレッスンの指導方法、接客スキルなどを学びます。
本業として、ピラティスインストラクターにすぐに転職したい方におすすめの方法です。
まとめ
ピラティスインストラクターは、確かに初期の収入は決して高くありませんが、スキルアップと経験を積むことで、十分な収入を得ることは可能です。
- 正社員としての安定性と、フリーランスとしての収入の可能性を見極める
- 継続的な学習と資格取得で、指導スキルを向上させる
- リピート率の向上と新規顧客の獲得に注力する
- 将来的な独立開業も視野に入れた計画的なキャリア形成
ピラティスインストラクターとしての成功は、技術力だけでなく、ビジネス感覚やコミュニケーション能力など、総合的なスキルの向上にかかっています。
目標を明確にし、段階的にステップアップしていくことで、やりがいと収入を両立させることができるでしょう。

記事監修者
パーソナルトレーナー 首藤 陸
2023年3月パーソナルジムWINMEをオープン。年間1,000セッション以上を行った経験からピラティスの記事を監修。「ピラティススタジオの失敗しない基礎知識」を発信していきます。
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